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カムイの光が照らす海と星空の聖域に足を踏み入れる「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」を開催しました!

旅行・宿泊・レジャー

2024年9月21日(土)・28日(土) 北海道積丹町 神威岬灯台

海と日本プロジェクト広報事務局

積丹町地域活性化協議会は、2024年9月21日(土)・28日(土)に、通常は立ち入りできない「夜の神威岬」を訪ねる特別企画「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」を開催いたしました。
このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施したものです。

  • イベント概要

・イベント名:神威岬灯台プレミアムナイトツアー

・開催概要:札幌から車で約1時間半の場所に位置する積丹町(しゃこたんちょう)。神威岬の突端近くに立つ神威岬灯台のレンズが点灯する瞬間と灯台内部の特別見学、燃えるように沈む夕陽、暗闇に輝く灯台と漁り火、満点の星空などの絶景を合計21名の参加者の方にご堪能いただきました。

・日程:2024年9月21日(土)、2024年9月28日(土) 両日とも14時30分~19時30分

・開催場所:北海道積丹郡神威町草内 神威岬自然公園内(神威岬灯台)

・参加人数:9月21日(土)…道内外から6名の参加

 9月28日(土)…道内外から15名の参加

  • 積丹町で知的好奇心を満たす!夜の神威岬灯台を貸切でご案内

本協議会は、普段は立ち入りできない「夜の神威岬」にツアー参加者を貸切でご案内する「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」を9月限定で2回開催いたしました。

今回のツアーでは、神威岬駐車場から神威岬灯台がある岬の突端まで約1.2kmの道のりを、ガイドの解説を聞きながらゆっくり1時間かけて散策。国内で唯一現存している第一等不動レンズを見学したのち、ツアーの途中で日没を迎えるため、普段は見られない神威岬灯台が点灯する瞬間や、夕暮れから満天の星空へ刻々と変化していく岬の景色を堪能しました。

本ツアーは、この地の歴史や魅力を活かした「知的好奇心を満たす旅」をテーマに企画しており、神威岬灯台をきっかけに積丹町を楽しみ・学ぶことを目的としています。参加者はガイドの解説を聞きながら、町に深く残る歴史文化、灯台の役割・存在意義ついて理解を深めるとともに、灯台の光が照らす海を眺めながら人と海とのつながりについて思いを馳せる時間を過ごしました。

遠方からの参加者からは、「夕日と灯台の点灯の瞬間に感動した。」「神威岬に灯台守が暮らしていて壮絶なドラマがあったことを初めて知った。」などの声があったほか、地元の子どもたちからは「いつもの景色だが、見ただけでは分からない魅力が沢山あった。」と神威岬灯台や取り巻く環境の新たな魅力に気づき、灯台への期待が高まった様子でした。

本協議会では、今後「神威岬灯台プレミアムナイトツアー」を町の新たな体験として定番化していきたいと検討しています。

  • 日本海最大の難所に位置する「神威岬灯台」と私たちの新たな挑戦

アイヌ語で“神”を意味する「カムイ」の名を持つ「神威岬(かむいみさき)」。碧い海と奇石にあふれた積丹半島の中でも、特に自然豊かで海の幸に恵まれた場所ですが、周辺の海には多くの暗礁があり、常に強風や高い波がおきることから、地域では「日本海最大の難所」とも呼ばれています。

「神威岬灯台」は明治時代、北海道開拓を進める北海道庁によって建設された灯台です。特に、積丹町は江戸時代からニシン漁が盛んだったことから、道内5番目と早期に灯台が設置されました。以降、昭和35年に無人化されるまで、「灯台守(とうだいもり)」と呼ばれる職員によって維持管理されており、半自給自足の生活、冬は雪に閉ざされる過酷な環境で暮らしながら、高い使命感で職務にあたった灯台守たちの歩みが地域では語り継がれています。

また、同自然公園内にある「カムイ番屋」の2階には、神威岬灯台で大正~昭和にかけて使われていた「第一等不動レンズ」が展示されています。このレンズは、国内では唯一現存している貴重な展示資料で長らく本州にありましたが、2022年、地元の熱意で里帰りしました。

本協議会は、このような「灯台と地域の物語」を将来へ繋げていくために、地元を愛し精通する地域住民が一丸となって地域活性化に挑戦しています。

<団体概要>

団体名称:積丹町地域活性化協議会

活動内容:積丹町内で必要とされる人材の育成などを通じた雇用拡大や豊かな資源を活用した産業の振興を目的に、積丹町と地域の企業・産業経済団体が2012年に設立。神威岬灯台と地域の歴史文化を将来へつなげていくことを目指し、体験型観光ツアーの造成をはじめとした「学びのコンテンツとしての灯台利活用」に取り組む。

協議会構成団体:積丹町商工会、(一社)積丹観光協会、東しゃこたん漁業協同組合、新おたる農業協同組合、㈱積丹観光振興公社、㈱ペニンシュラ、実のなる杜推進協議会、(一社)積丹やん集小道協議会、積丹町

海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、⽇本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」。その取り組みのひとつである「新たな灯台利活用モデル事業」は、灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。

海と日本プロジェクト公式サイト https://uminohi.jp/

海と灯台プロジェクト公式サイト https://toudai.uminohi.jp/

出典:PR TIMES