SOZOW、経済産業省の実証事業に採択 北海道で教育格差解消と地方創生を目指す小中学生向け教育プログラムを実施
SOZOW株式会社
テクノロジーとエデュテイメント(教育×エンターテインメント)を活用した教育事業を展開するSOZOW株式会社(所在地:東京都品川区、代表取締役:小助川 将)は、経済産業省「令和6年度 学びと社会の在り方改革推進事業(未来の教室)」実証事業者に採択されたことをお知らせします。
この度実施する実証事業は、教育機会の地域格差の解消と地方創生に貢献することを目指し、オンラインを活用して北海道全土に住む小中学生に学習機会を提供するものです。地域の企業や産業と関わり合いながらデジタルスキルや非認知スキルを育む教育プログラムによって、子どもたちが住む地域への興味・関心を深め、地域の未来を担う人材へ成長することを促進します。
今後、この取り組みを「地域活性×教育」プログラムのモデルケースとして、全国へ展開していくことを目指しています。
■本実証事業の背景
【取り組む社会課題について】
・地域における教育機会の格差
日本の学習施設は都市部に集中しており、地方では教育リソースが不足しています。ICTを活用した教育も発展段階にあり、オンライン学習やデジタル教材の利用はまだ限られた状況です。そのため、地域ごとに教育環境に大きな差が生じ、特に現代社会で必要とされる「デジタル(DX)」「協働」「課題解決」など、教科学習の枠を超えたスキルを身につける機会が地方において不足しています。
・地方における人材流出と人口減
多くの若者が教育や就職の機会を求めて地方から都市部に移り住み、都市部への人口集中と地方の過疎化が進んでいます。地域に貢献しようとする意欲的な人材を輩出するために、子どもたちが地域の魅力や課題に対して早期から関心を持ち、地元企業やコミュニティとのつながりを築く機会を作ることが重要です。
【目指すゴール】
子どもたちが自らの好奇心に基づき、生まれ育った地域の未来を主体的に担う人材として成長することを促進し、地域のステークホルダーと共に新たな価値を共創する持続可能な社会の実現を目指します。
・教育における地域格差の是正
協働やコミュニケーションなどの非認知スキルを育成する独自の探究型プログラムを、オンラインとデジタル技術を活用して提供します。住む場所にとらわれず学べる環境を整え、地方の教育を拡充し地域格差の解消に取り組みます。
・地域人材の創出と共創の推進
地域理解を深める学びやキャリア教育を通じて、地域の魅力や課題に対する当事者意識を育みます。教育現場でも利用されている「マインクラフト」を活用し、地域の魅力を学び、地元企業や産業とのつながりを促進します。これにより、主体的に地域の未来を支える人材を創出します。
【今後のビジョン】
少子化や過疎化が進む日本の各地域において、教育のあり方や地方創生の取り組み、地域企業の関わり方が見直されることが予想されます。私たちは、今年度の実証事業を通じてモデルケースを確立し、翌年度以降に他地域への展開を目指します。子どもや若者が地域の未来を創る人材として活躍する環境を整え、持続可能な地域社会の実現に寄与していきます。
■本実証事業の内容
今回の実証事業は、超少子高齢化が進行する「課題先進地域」として知られる北海道を対象としています。2024年11月から約3ヶ月間、北海道全域に住む小中学生を対象に、マインクラフトを活用した地域の魅力を発掘するワークショップやプロジェクト型学習(PBL)を行います。オンラインの活用に加え、自治体や地域の企業と連携することで、広域分散型の北海道においても、全ての地域の子どもたちに参加の機会を提供します。
株式会社サッポロドラッグストアー、当別町、苫小牧市、函館市の協力を得て、学習環境やデバイスが整備された教室をこれらの自治体に用意します。また、子どもたちによる最終的な成果発表の場として、札幌市内にある株式会社サッポロドラッグストアーの本社を提供いただき、一般参加可能なイベントを開催します。
プログラムを通じて、子どもたちと地域の大人や企業との接点を設け、地域全体での共創を促進することを目指します。実証事業の成果については、参加者へのアンケート調査や自治体へのヒアリングなどを通じて、身につく力や意識変容、地域貢献の実態などを定量・定性的に評価する予定です。
プログラムの詳細は以下の通りです。
1.地域の魅力に気づくデジタルものづくりワークショップ(オンライン)
子どもたちが住んでいる地域の魅力を考え、マインクラフトの世界で表現するオンラインワークショップを行います。参加者は以下URLから一般公募しています。(参加無料)
・URL:https://sozow.com/meti/hokkaido
・日時:2024年11月4日(月・祝日)10:00〜12:00
・開催方法:Zoom
・参加条件:北海道に住む小学1年生〜中学3年生
2.地域の課題に取り組むプロジェクト型学習(PBL)グループワーク(オンライン・リアルのハイブリッド)
北海道全域から集まる子どもたちが全4回のプログラムに参加し、少人数グループを組んで地域の課題を見つけ、解決策を考えます。マインクラフトに加えて、動画制作やスライド制作などのデジタルスキルを学びながら、アウトプットを作ります。当別町、苫小牧市、函館市の協力のもと、これらの自治体ではリアル教室を用意し、地元の子どもたちが集まって活動します。それ以外の地域の子どもたちは自宅からオンラインで参加し、グループワークを行います。
・参加対象:「フェーズ1」のオンラインワークショップ参加者から希望を募り、抽選(最大36名程度)
・日程:1回目:2024年12月8日(日) 13:00〜16:00
2回目:2024年12月22日(日) 13:00〜16:00
3回目:2025年1月12日(日) 13:00〜16:00
4回目:2025年1月18日(土) 13:00〜16:00
・開催場所:当別町、苫小牧市、函館市にはリアル会場を用意。その他、自宅からオンライン参加。
3.地域とつながる交流・体験イベント(オンライン)
「SOZOWアワード」と題したイベントを札幌市内で開催し、子どもたちが「フェーズ2」の活動の成果を発表します。地域の企業が出展し、子どもたちのキャリア学習となる体験コンテンツも提供される一般参加可能なイベントとなる予定です。
・日時:2025年1月26日(日) ※時間未定
・場所:サツドラホールディングス株式会社 本社2階「EZOHUB SAPPORO」(札幌市東区北8条東4丁目1番20号)
※本プログラムは、Minecraft 公式製品ではなく、Mojang からの承認および関連はございません
■「未来の教室」実証事業とは
教育分野におけるイノベーションを促進し、様々な個性を持つ子どもたちが未来を創る当事者(チェンジ・メーカー)になるための教育環境を整備することを目指して、2018年から経済産業省において実施されている実証事業。本年度、SOZOW株式会社が本事業に採択され、「地域の未来を創造するチェンジメーカー・プログラム」というテーマのもと、教育格差解消と地域活性を目指す教育プログラムの実証事業に取り組みます。
■SOZOWとは
SOZOWは、子ども向け教育事業を中心に展開するインパクト・スタートアップです。テクノロジーを活用し、教育にエンターテインメント要素を取り入れた「エデュテイメント」を軸に、探究型プログラムを開発しています。
プログラムの特長は、デジタルスキルの習得に加え、協働や課題解決に必要とされる多様な非認知スキル、さらには主体性や自己肯定感を育むマインドを実践的に培うことにあります。
オンライン習い事「SOZOWパーク」の累計受講者は2000名を超え、オンラインフリースクール「SOZOWスクール小中等部」には約600名の生徒が在籍しています。さらに、企業や自治体、教育機関との「共創」を通じて、イベントや研修など多様な形で、子どもから大人までが自分の可能性を広げる学びの機会を提供しています。私たちは、誰もが好奇心を解き放ち、自分らしい未来を創造できる社会を目指しています。
SOZOW株式会社
代表者 :代表取締役 小助川 将
所在地 :〒141-0022 東京都品川区東五反田五丁目12番1号ロイヤルフラッツ201号室
設立 :2019年6月
会社HP :https://sozow.com/
事業内容:子どもの好奇心を解き放つエデュテイメント事業
– ボーダレスフリースクール「SOZOWスクール小中等部」(https://sozow-school.com/)
– 通信制高校サポート校「SOZOWスクール高等部」(https://sozow-highschool.com/)
– デジタル×非認知スキルの習い事「SOZOWパーク」(https://sozow-park.com)
出典:PR TIMES